樽で熟成させた芳醇なお酒
2022/01/22
COLUMN
ウイスキーの熟成に使われる樽 ウイスキーは樽で熟成させることで味わい深くなります。
そもそもなぜ樽で熟成させるようになったのでしょうか。
▼樽熟成のきっかけ ウイスキーは元々今のような琥珀色のお酒ではなく、透明なお酒として親しまれていました。
しかし18世紀のスコットランドで、ウイスキーの製造に対し税金がかけられるようになりました。
その税から逃れるために、山奥で樽の中にウイスキーを隠しながら製造していました。
その際に、琥珀色になったウイスキーを飲んでみたところこれが美味しいウイスキーになっていたのです。
そこから樽熟成をするようになっていったとのことです。
▼樽で熟成することの意味 樽で熟成させることでウイスキーは化学反応を起こして味わい深くなります。
樽の材質やサイズによっても味わいが変わります。
樽の使いまわしをする場合もありますが、新しい樽で熟成させることもあります。
▼バーボン樽 バーボンに使われた樽で熟成させたウイスキーは、樽の材質がホワイトオークを使用しているので ホワイトオーク特有のバニラやハチミツ、柑橘系の風味を感じやすくなります。
▼シェリー樽 シェリー樽で熟成させたウイスキーの特徴は、ベリーやカカオ、つまりチョコレートのような風味を感じやすくなります。
また、樽が小さければ、以前熟成させていたお酒の影響を受けやすくなります。
少しの違いでもウイスキーの味わいは大きく変わってきますので、奥深いですよね。